飛距離アップのカギ!バッティングにおける「捻転差」の重要性

野球
みなさん、こんにちは!
バッティングで飛距離を伸ばしたいなら、ただ筋力をつけるだけでは不十分です。
実は「捻転差(ねんてんさ)」が大きなポイントになります。
今回は、バッティングにおける捻転差の仕組みや、その作り方について詳しく解説していきます!

 捻転差とは?

捻転差とは、「体の捻じれ」のことです。
具体的には、下半身と上半身の動きにズレを作ることでパワーを生み出す動作を指します。
バッティングでは、
  1. 先に下半身を動かし、上体を残す
  2. 下半身の動きを上半身に伝え、一気に開放する
この動作が、力を効率よくボールに伝えるために重要になります。

 ピッチングとバッティングの捻転差の違い

捻転差はピッチングでも使われますが、バッティングとは目的が少し異なります。
  • ピッチングの捻転差 → 効率よく力をボールに伝える
  • バッティングの捻転差 → 力の伝達+ピッチャーのボールに合わせる
バッティングでは、ピッチャーのタイミングを計る必要があるため、捻転差を作ることでタイミングの調整もしやすくなるのです。

 バッティングで捻転差を作る理由

バッティングで捻転差を作る理由は大きく2つあります。
  1. 力学的に効率よくパワーを出すため
  2. ピッチャーのボールに合わせるため
ピッチャーは常にバッターのタイミングを外そうとしています。
そのため、バッターは「タイミングを合わせる」「適切な位置でコンタクトする」ことが求められます。
捻転差を上手く使うことで、
  • スイングスピードを最大化
  • ボールへのフィット感を向上
  • ポイントやタイミングを調整しやすくする
こういった効果を得ることができます。

 やってはいけない捻転差の作り方

バッティングの捻転差は「形を真似するだけ」では意味がありません。
例えば、
  • 下半身を無理に回して捻転差を作る
  • 両肩のラインを大きく回しすぎる
このような動きをすると、試合での対応力が落ち、実践で打てなくなる可能性が高くなります。
大事なのは、「自然な捻転差」を身につけることです。

 捻転差のタイプと作り方

捻転差には回転運動と横移動の2種類があります。

 回転の捻転差

  • 肩のラインと骨盤のラインに角度の差がある状態
  • 右打者なら、肩が少し閉じていて、骨盤のラインがそれよりも開いている

 

 横のズレ(横移動)

  • 胸を境に上半身と下半身がズレる動き
  • 上半身(胸)が後ろに残り、下半身が先に動く
この「回転の捻転差」と「横のズレ」を組み合わせることが理想的なバッティングフォームにつながります。
ただし、人によって適した捻転差の作り方は異なります。
  • 骨盤を開いて捻転差を作るタイプ
  • 上半身(胸)の動きでタイミングをとるタイプ
色々なやり方を試しながら、自分に合った捻転差を見つけましょう!

 実践での捻転差の使い方

バッターがボールに対応するとき、どのように捻転差を使うかが重要です。

 横移動を利用したタイミング調整

  • コースや打ちたい方向によってインパクトポイントが変わる
  • 逆方向に打つときや遅い球に対応するときは、上半身の位置を下半身の真上に戻して「間」を作る
この「横移動のズレ」を上手く使うことで、アジャスト力が向上します。

 回転の捻転差を使う方法

  • 骨盤のラインに対して胸が開いていない状態をキープする
  • タイミングを外されたとき、肩のラインが骨盤のラインを追い越さないようにする
これにより、タイミングを外されてもバットをボールに合わせやすくなるのです。
トップ選手たちは、これらの動きを無意識に行っており、「理論」と「感覚」をリンクさせて捻転差を活用しています。

 捻転差を自然に作る練習方法

捻転差を意識的に作るのではなく、「自然に作れるようになること」が理想です。

 オススメの練習法

正面ティーバッティング
  1. インハイ、真ん中、アウトローを打ち分ける練習
  2. 最初はコースを決めて打つ
  3. 慣れたらランダムにコースを変えて打つ
この練習をすることで、
  • コースによって打つポイントの違いを理解できる
  • 捻転差を活かしたスムーズなスイングが身につく
無理に捻転差を作ろうとせず、実戦に近い形で「自然と捻転差が生まれる」ことが理想です。

 まとめ

バッティングにおける捻転差は、パワーを最大化するだけでなく、タイミング調整にも重要な役割を果たします。
  • 先に下半身を動かし、上体を残すことでパワーを生み出す
  • 回転の捻転差と横移動のズレを組み合わせることがベスト
  • 自分に合った捻転差の作り方を見つける
  • 実戦的な練習を通して、自然な捻転差を身につける
意識するべきポイントは多いですが、「理論と感覚」をリンクさせながら、実戦で活きる捻転差を身につけていきましょう!
それではまた、次回のブログで会いましょう!

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