「補欠」から「レギュラー」へ:高校野球で掴んだ逆転の物語

ケガ、リハビリ

「補欠」から「レギュラー」へ:高校野球で掴んだ逆転の物語

高校に入って、僕はピッチャーとして野球部に入りました。

でも・・・
いざ試合となると、なかなかストライクが入らない。
試合で投げても結果が出せない。

当然、信頼も得られず、次第にベンチの日々が増えていきました。
同じ学年の中でも、試合に出ている時間はたぶん一番少なかったと思います。
正直、悔しかった。
自分って本当に「使えないやつ」なのかなって、落ち込んで泣いていることもありました。

それでも、「このままじゃ終われない」と思って、練習量を増やしました。
朝早く来て一人で投げ込んだり、放課後に自主練をしたり、・・・。
でも、無理をしすぎたのか、ある日腰を痛めてしまって、半年間も野球ができなくなりました。

野球ができない日々は、本当につらかった。
ただ見ているだけ。走れない、投げられない。
でも、「戻ったら、絶対結果を出す」って、それだけを信じてリハビリに励みました。

そしてようやく復帰。
もう一度ピッチャーとして勝負したけど・・・やっぱりうまくいかない。

そこで思い切って、ポジションを外野手に変更することに決めました。
「ピッチャーだけが野球じゃない。試合に出て、チームに貢献したい。」

正直、この選択をするときに多少の葛藤はありましたが、高校野球の時間は限られている。このまま今やりたいピッチャーを続けるよりも外野手でレギュラーを取る可能性の方が高いかもと思ったんです。迷っていても時間は過ぎるだけなので、外野手でレギュラーを取ることに賭けて、その日から行動し始めました。

そこからは、とにかく打撃を磨きました。
バッティング練習を繰り返して、少しずつだけど結果が出始めて、「お、最近打ってるじゃん!」って言われるようになりました。

そして気づいたら、なんと新チームで「3番・センター」を任されるようになっていました。
ピッチャーで挫折して、ケガもして、苦しんだけど、あの時あきらめなくて本当に良かったと今でも思っています。

なぜ変わろうと思ったのか

当時はこんな感情がありました。

“正直悔しかった、自分に腹が立っていた。
思うような結果なんて全然出てなかった。
試合で活躍する人を見て、活躍する感覚、喜びを心の底から感じたかった。

周りを見返したかった。
「お前には無理だ」そんな空気を壊したかった。
自分はもっとやれる、こんなレベルで終わるような人間じゃない。
それを証明したかった。

負けっぱなしでは終われなかった。
「あいつは変わったな」って、驚かせたかった。
何より、自分にだけ嘘をつきたくなかった。

練習すれば、努力すれば、結果は出せる。
そう信じてた。
だから変わろうと思った。

まだ終わりじゃない。ここからだ。”

このようなことをレギュラーになるまで考えていることが多かったです。

補欠からレギュラーに!高校野球で変われた5つの行動

ここからは私が補欠からレギャラーになるためにやってきた行動を紹介していきます。
練習することも大事ですが、練習以外の時間と自分が自由に使える時間の過ごし方次第で成長できるかできないかに分かれます。
これらをやることで私自身がとても成長でき、周りとの差をつけれたと感じたものを選んだので参考にしてみてください!

① 娯楽を見直した

皆さんは野球以外に好きなことや趣味、普段から好きでやっていることがありますか?
僕はスマホやユーチューブ・マンガやアニメなど見ることが好きです。ただ、この趣味などは一時的に抑えるもしくは見直すのをオススメします。
私自身は、主にスマホ・ゲームなど、時間を奪う娯楽を一時的に制限し、練習や自己分析に集中しました。人それぞれ違うと思うので、野球以外で多くの時間を費やしていて、自分がレギュラーを取るために邪魔だと思うものを選んで下さい。思いつかない人は私の真似をしてみてください。

 

なぜ続けられたか

簡単に言えば、目的や目標が明確にあったからです。これを読んでいる多くの方が、試合に出れていない補欠の人だと思います。そんな場所からレギュラーとしてチームに貢献したい、試合で活躍してる姿を見せたいなど色々な目標があると思います。
当時の私も皆さんと同じように目標があり、そのための手段ならなんでもやってやる!と常に思い、考えていたので続けることができました。

② ノートに自分の課題をメモ

試合や日々の反省、改善、良いことをノートに書いていました。私が所属していた学校では野球ノートを毎日出すことが日課でした。そのため書くことが習慣になり、思考の整理を1日1日できていました。そのおかげで日々の課題がノートを見ると一目で分かるので、自分の課題を理解できていたので余計な考え事をせずに効率よく練習できました。
ポイントは、
練習や試合の反省や改善点、上手い人のプレーはどんな共通点があるかなどです。例えば、「ここは良かったから続けていく」、「ここはまだ足りていないから練習が必要だな」などといったことを日々書き残すと良いです。

③ 上手い先輩の動きを真似した

これはケガの時期に特にしていて、ケガ前に自分が上手くいってないと感じた所をよく見ていました。参考にする人は、先輩やプロ野球選手など自分よりも実力がある人です。また、バントが出来る人と出来ない人の違いを観察してノートに書き残すことをしていました。結果的に自己分析が出来るようになり、自分の短所や長所・できることやできていないとこが見えてきたので、自分が成長するためにやるべきこと明確にできたと感じているので一度やってみてください。

④ 食事と睡眠を見直した

睡眠では、夜更かしを減らしましょう。野球をする上で体を休めることはとても重要なことなので、夜更かしをして睡眠時間が減ると次の日の練習の質やケガにも繋がるので控えると良いです。
食事は、好きな物(ラーメンや甘い食べ物など美味しいですが)ばかりではなく、体に良い物を摂ったりしました。そういった物を食べるなと完全禁止することはないですが、「この期間は食べない」「目標達成したら食べる」など自分の中でルールを作るとストレスなく、モチベーションにも繋がるので私自身もいいなと思っています。
体を動かす上では、脂質ばかりの食事ではなく、1日に食べるたんぱく質や炭水化物の量を決めてエネルギー切れや体重の減少・筋肉の回復不足が起こらないようにに気をつけていました。

⑤ 腐らなかった理由

ケガでやれない期間が長かったためか野球をできることに感謝して日々過ごしました。そのためか、出来ないことが出来るのがとても楽しく、日々成長するのを感じられたからだと思います。また、日々やることが明確だったので、課題に対する反省・改善を繰り返していくうちに上手くなる自分が好きになっていきました。

まとめ:行動がすべてを変えた

初めは「見返してやる」、「今に見てろよ!」がモチベーションで行動していました。

ただ、練習していると段々自分の中で上手くなりたい、よくしたいと思うことがモチベーションになって行動していました。劣等感や焦りから行動し始めるでもいいと思います。行動し始めたらまず前までの自分に勝ってます。そこからは目標達成するまで止まらない、その位のスピード感で動けると周りとは話にならないくらい差がついていると思います。

この話を聞いて動くか動かないか分かれますし、行動できないからといって自分を責めないようにして下さい。それはまだ、あなたがターニングポイントを迎えてないだけなので、行動できない自分を受け入れてあげて下さい。成長して変わる人はこの話を聞いた瞬間から動き出します。

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